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あかり会の特徴

さまざまな問題を
解決するために誕生

日本国内での生殖補助医療における胚培養士の数は生殖補助医療実施施設に対して人材が足りていない状況が長く続いています。今までは他学会が行っている認定試験程度しかなく、胚培養士の育成、知識・技術の認定に対し業界全体が消極的な状況のまま運営されてきました。このような状況下で日本において、2022年4月より人工受精等の「一般不妊治療」や体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について保険適用となりました。そのため、胚培養士の需要はますます高まっています。しかし、現在、日本の都市部以外、特に地方の生殖医療施設は、培養士の人材不足から生殖補助医療を辞めてしまわれる施設も出てきています。 また不妊治療が自由診療から保険適用診療となったことは、経営側としては人件費の増加傾向となり、経営的に苦労される状況が加速する懸念が生じています。そのため、昨年より当財団では日本国内において胚培養士として名乗れる認定制度を構築してきました。

海外へ・・・

ここから一歩踏み込んで、当財団はこの技術認定試験を海外の培養士にも受験いただき、合格された方には国籍に関わらず技術認定をし、国内の胚培養士同様の技術保持者として、人材の不足する日本の生殖補助医療施設に海外人材を届けるお手伝いをしたいと考えております。

今回、質の高い医師や医療設備が増えつつあるベトナムを訪問いたしました。高い医療技術にも関わらず、その治療費は欧米諸国の4分の1程度と低コストであり、近年、メディカル・ツーリズムで訪れる外国人が増えています。特に生殖補助医療の分野では、その成功率は30〜35%と欧米並みであると言われており、低コストでありながら成功率が高いため、ベトナムは世界の不妊検査と治療の理想的な目的地となっています。

当会の海外人材の育成プロジェクトは始まったばかりでまだまだ考察をしなければいけない事柄がたくさんありますが、人材不足の解消に貢献できると思い遂行して参りたい思います。